2013年2月15日金曜日

貧困は肥満につながる!?



「先週、公務員の給与を支払った時点で、 国庫金の残高は217ドルになった。政府の財政は現在、麻痺状態にある」 と、129日、アフリカのジンバブエのテンダイ・ビティ財務相が語ったというニュース(http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/01/post-2832.php
 )が世界を駆け巡りました。

ジンバブエの人口1250万人を約2万円でまかなう……。まるで、日本国民全員を20万円でまかなうようなものでございます。

しかし貧困と飢餓の問題はとても複雑です。アメリカではハンバーガーなどのジャンクフードを主食とする貧困層に肥満が多いと言われています。日本でも、昨年発表された国民健康・栄養調査の結果では、年収600万円以上の女性の肥満率が13%。対して、年収200万円未満になると女性の肥満率が25%に増えています。

生命維持にもつながるカロリーの高い炭水化物と脂質は、本能的に体が求めるようにできています。こってりしたラーメンをおいしく感じるのが、その最たる例です。しかも炭水化物と脂質は、野菜などの繊維質やタンパク質よりも、重量あたりのコストが安い。ポテトチップやハンバーガーなどのジャンクフードほどグラムあたりのカロリーは高くなりがちなので、貧困層のほうが太りやすくなるというわけです。

ちなみにアフリカでは女性はふくよかなほうがモテる地域もあるので、太っているからといって貧しいとも限りませんが、貧困が肥満につながるのは世界共通のようです。

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