2013年7月23日火曜日

麦茶でバズったのはなんでだろう。

なんだかNEWSポストセブンの「麦茶、実はすごいぜ」ネタが、地味なわりに結構バズったので、ちょこっと数字面を中心に検証です。おっと、その前に「ステマに違いない!」「提灯記事だ」という陰謀論がお好きなみなさまがたのご期待に添えずに申し訳ありません。また「地味だ地味だ言いすぎだ!」とお叱りいただいたみなさまがた、ぜひいつか「麦茶の友」として縁側で茶飲み話にでも、花を咲か……ではなく、麦穂を実らせたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて件の記事がUPされたのが、16日の16時。約一週間経過したところで、ポストセブン本体の記事だけでツイート500弱、FBいいね1000超、はてブ180。公式フィード先で目立ったところだと、ライブドアニュースのFBいいね1500などなどあれこれありますが、今回、地味なネタにも関わらず、ハネたのはどうしてなんでしょう。自分でもちょっと整理してみたいと思います。

まずNEWSポストセブンで原稿を書くとき、一番意識するのは「ヤフーニュース」のトピックス。ご存じの通り、8ワクしかないこの見出しに拾われると、爆発的にアクセスが伸びます。ポストセブンさんはヤフーニュースの巡回対象となっているサイトなので、拾われる可能性のある切り口で企画を考えます。ただ前回の「焼肉は脳内麻薬分泌系の食べ物」とか今回の「麦茶健康成分まとめ」のようなネタになると、医師のコメントがあった方が拾われやすい。といっても、これまで一般的なニュース媒体で、麦茶に含まれている健康成分をまとめたものがほぼなかったので、どっかで火がつけば伸びるだろうとは考えていました。

だいたい麦茶は浮かばれなさ過ぎます。季節商品なので、各メーカーともそんなに予算を割くわけがなく、そもそも市場規模自体が決して大きくない。安くてうまくてガブガブ飲める庶民の味方で、しかも家で煮出すのがサイコーとなると、メーカーとしても宣伝費を落としにくい。メディア側でもいまさら全体を俯瞰したところから書こうなんて奇特な人はそうそういません。掘るとしても歴史か、いまも手で釜炒りをしている焙煎工場でしょう。というわけで、すっぽり成分関連が抜け落ちていたので、そちら方面から勝手に応援してみたわけです。

上がってみると、予想以上に初速がよくて、掲載24時間後で主要なところは以下の数字。
・ポストセブン本体(Ceron.jp)
ツイート279 g+24 はてブ137 Pocket188 Deli3 YB1 FBいいね576。

・ポストセブンモバイル
ツイート17 はてブ6 Pocket12 いいね65

・配信先ライブドア
ツイート141 g+8 はてブ15 Pocket13 YB1 FBいいね1035

・mixi
1453つぶやき 187日記 7601限定公開→アクティビティ合計9241

初速で効いたのがmixi。mixiニュースのトップに10時間居座り続ける間に、あれよあれよという間にアクティビティ、9000オーバー。ちなみに「限定公開」というのは、友人間など限定された人だけが見られるような設定のことらしいです。さらに配信先のライブドアがこの時点で1000いいねを獲得。ポストセブンはまだまだPCが強いみたいすね。まあお里が男性誌だから、余計そうなのかも。最近どこのウェブもスマホ対策に頭を悩ませていますが、その意味ではあれこれ安定しているという見方ができるのでしょうか。

そして地味だったからか、UP後24時間経ってオフィシャルがそこそこ伸びた頃からまとめブログ系にピックアップされはじめました。ネタが地味だと食いつき悪いのね。でも伸びると、追っかけてくるあたりがうむむむむ。ちなみに、主要なオフィシャル関係はUP4日後で以下のような数字に。

7月20日時点
ポストセブン本体
ツイート480 g+34 はてブ181 Pocket251 Deli3 YB2 FBいいね971

ポストセブンモバイル
ツイート35 g+1 はてブ12 Pocket21 いいね178

配信先ライブドア
ツイート166 g+8 はてブ16 Pocket17 YB1 FBいいね1479

mixi
公開で1466つぶやき 日記192。限定公開計7771


このほか、まとめブログ系にも、ツイートやいいねなどのアクティビティが合計5000くらいついてたみだい。まとめブログは、書き手や世の中に還流する仕組み作れないかなあ。まあその前の「焼肉は脳内麻薬!?」はまとめブログ系ばかりで伸びて、「うーん」という心持ちになったけれども、本体にさえ流入が戻ってくれば伸びること自体は悪いとも言いきれずに、悩みは尽きず。

それにしてもmixiさんは見出しから外れた途端に伸びがピタッと止まる。mixi版ヤフトピと考えると、大変ガッテンガッテン!! なわけでございます。

ともあれ今回の「麦茶」をざっくり推計すると、トータルでのリーチはUU50万くらいでしょうか。まあ、「麦茶」のポテンシャルはいろんな意味で、まだまだ残されているなあと実感した次第で。休憩終了。ごくごく。

2013年7月22日月曜日

NHK、世界征服への道

【All About News Dig】連動エントリー

いよいよNHK無双といえる時代の到来でしょうか。かつてNHKは国内唯一の視聴者から直接放送収入を得る事業者でした。「視聴者=顧客」から直接課金収入を得て、全国津々浦々まで陸海空を問わず、民放が手を出せない領域の素材をていねいに拾い集め、圧倒的な編集力でさまざまな映像作品を作り出してきました。その映像と知見という資産は、他の事業者ではなかなか得られるものではありません。

いやヘタをするとあそこまで自前で素材をそろえて、番組を構成するとなると唯一無二、世界最高峰という気が……

いつ炎上対応するか? いまでしょ!

【All About News Dig】連動エントリー

という昨今ではやや使い古された感も出てきたテイストのタイトルをつけてみました。

さて、たまに「マツーラさんって、やおもてタイプだよね」と言われることがあります。「ややモテ」でも「夜王モテ」ならばいいのですが、どうやら「モテ」とは何の関係もない「矢面」を指していらっしゃるようです。辞書で「矢面」を引くと次のような意味が記載されています。

やおもて 1 矢の飛んで来る正面。 2 抗議・質問・非難などをまともに受ける立場(大辞林)


最初で最後のつもりでこっぱずかしいタイトルつけてみたんですが、やー、これは恥ずかしい。やっぱりこの手の……というか、ややブームが落ち着いてきたところで、そもそもネタとして面白いとも思っていないネタをタイトルとしてつけるのはやめようとかたく心に誓った次第。

2013年7月5日金曜日

子宝基本法と満島ひかりと「Woman」と

【All About News Dig】連動エントリー

今年はテレビドラマの当たり年です。朝の連ドラ「あまちゃん」は言うに及ばず、今週始まった満島ひかりの主演ドラマ「Woman」もまた良作の予感がプンプンします。というのも、この数年、「Mother」「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」といった強烈な良作を次々に夜に送り出した坂元裕二が脚本を手がけています。坂元は「家族」をモチーフとした作品で、テレビドラマ関係の賞を次々に受賞。しかも「Women」主演の満島ひかりという女優を「それでも、生きてゆく」で手がけているだけあって、今回も大変期待が高まります。あ、敬称略で申し訳ありません。先にお詫びしておきます。

続きはAll About News Digにて(直リンク)

あ……後半で紹介している、この動画だけはこっちにも貼っておこう。
満島ひかりの「浪漫飛行」90秒Ver.


2013年7月4日木曜日

トクホバカと壮大な人体実験

【All About News Dig】連動エントリー

僕はトクホバカです。緑色の濃いお茶も、黒いウーロン茶も、最近出たクロロゲン酸が多いというコーヒーも、どれも一度はハマりました。どことなく微妙な肩書きの「フード・アクティビスト」という響きに照れ、「給食系男子」というユニットで活動しつつ、実は日本BBQ協会のインストラクターだったりもして、何かとつい食べ過ぎてしまいがち。コンビニで「トクホ」か「非トクホ」の飲料を目の前に見比べると、「ヤセるような気がする」と、ついついトクホを手に……

続きはAll About News Digにて(直リンク)

ご当地ナンバーという逆効果

【All About News Dig】連動エントリー
「地域振興や観光振興につながる」として2006年の導入以降、自動車の「ご当地ナンバー」の人気が高まっているそうです。第二期の募集が今月末に迫っているそうですが、「世田谷」にしても「杉並」にしても「東京湾岸」にしても何を考えているんでしょうか。こんなところで差別化しても、何の役にも立たなければブランディングにもなりません。

そもそも「地域振興や観光振興等の観点から」というのがよくわかりません。わからないので国土交通省の文書を見てみました。ところが上記以上の理由はどこにもありません。ちょっと適当過ぎやしませんか。YouTubeに「会津」ナンバーが……

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カジノは大人のヒカリエになれるのか?

【All About News Dig】連動エントリー
カジノ、いいんじゃないでしょうか。というか、反対する理由が見当たりません。それもあってか、反対派の方々の理屈が少しばかりユニークな論を展開しています。

例えば、元衆議院議員の早川忠孝さんはこんなエントリーを。
大阪カジノ都市構想にも東京カジノ都市構想にも反対だが
「禁止しても人の射幸心をなくすことはできず、勝負事のすべてを取り締まることも不可能である」とか「暴力団等の資金源にならないような工夫をした上で、一定程度賭博行為を認める、ということに端から反対する気はない」と、高卒の僕としてはどう反対なのか理解できません。そしてこのエントリーは……

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ダンス規制と児ポ法と雀荘と

【All About News Dig】連動エントリー
超不思議です。こっちでは規制見直しに向けた動きが始まっているのに、あっちでは新たな規制の動きです。何の話かというとダンス規制の話です。

5月26日、東京・六本木にある都内最大級のクラブ「バニティ・レストラン・トウキョウ」の経営者が、風俗営業法(風営法)違反の疑いで逮捕されました。逮捕容疑は「飲食店を装って客にダンスをさせた」から。背景には、繁華街と住宅地が隣接している地域で騒音被害や客同士の喧嘩などが起こり、住民からの苦情が増えてきていることもあるようです。

 ダンス規制については、News Digでもテーマが「撮り鉄」のとき「【噂】バカでも文句は言える(らしい)」という、乱暴なタイトルの稿でも触れました。……

続きはAll About News Digにて(直リンク)

ぬれせんの銚子電鉄は「しょっぱい」のか!?

【All About News Dig】連動エントリー

メディアにはときおり首をかしげたくなるようなニュースが流れます。2006年ごろ「ぬれ煎餅で、銚子電鉄を救え!」と、ネットを中心に盛り上がりました。あれから7年、路線長わずか6.4kmの銚子電鉄は、今年再び運行存続の危機を迎えているのだとか。
「銚子電鉄」経営危機 「ぬれ煎餅」頼りでは…運行に支障も」。

今年7月、開業90年を迎えるというのに、相変わらず経営危機に直面し続けているという話で、本日は「廃止? 存続? どっちがいいの?」という、世界のせんべい市場を揺るがしかねないとてつもなく大きなお題でございます。

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おっぱいとフレディ・マーキュリー

【All About News Dig】連動エントリー

ちょっと悩ましい選択肢が飛び込んできました。

A. 何でもかんでも男女平等というのはおかしい
B. 男女平等化はどんどん進めるべき

ついついこういう選択肢ですと、Bの「男女平等は進めるべき」と言いたくなるところですが、今回は素直にそうとは言えない大変に困ったお題でした。

というのも今回のお題は「NY市内でおっぱい露出女性増える?-警察取り締まりの対象外に」というもの。どういうことかというと……

続きはAll About News Digで(直リン)