2013年1月4日金曜日

自転車通勤と社員食堂

【All About News Dig】連動エントリー

「はてブ」などのサービスを展開する「はてな」が、自社に駐輪場を整備+保険費を負担+月額2万円の手当を拠出するなどして、自転車通勤を奨励しているようで。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121209/bsj1212090710001-n1.htm

狙いは「経費削減と社員の健康増進」。首都圏に集中する労働人口の実情と、エコ志向なども追い風になっているんでしょう。

ところで、企業が従業員に提供する、根源的な福利厚生といえば、「食」と「住」の補助でしょうか。「ブラック」と揶揄されがちな飲食業でも「まかない」などの食事を出していただけるのは、大変うれしいところでございます。僕自身、飲食店でアルバイトをしていたとき、いちばんの楽しみはやはりまかないでございました。

高度成長期には大企業もこぞって社員食堂に力を入れていました。1980年代は、バブルも相まって、外食文化が進化を遂げ、オフィス街周辺の飲食店も充実するようになりました。昼食時でも需給バランスがある程度取れるようになり、社員食堂のニーズは減少し、さらに1990年代の「失われた10年」による、経費削減も相まって社食は次々と閉鎖に追い込まれました。

ところが2000年代に突入して、IT企業を中心に社員食堂が復権します。そもそもはシリコンバレーに拠点を置く、AppleやGoogleのカフェ/社員食堂がランチを充実させ、話題になった頃から社食の価値が見直されるようになりました。ソニーなどの国内企業も、2000年代後半から社食に力を入れるようになりました。
http://www.shashoku.com/


取材等でお邪魔した企業だと、サンフランシスコのTwitter本社では日替わりで各国の料理を出していましたし、Google Japanも現在、朝、昼、晩とそれぞれ違う料理を提供しています(http://dime.jp/genre/25113/4/ )。

高層オフィスに勤めるビジネスマンからは「ランチのための外出も一苦労」「エレベーター待ちがシンドイ」という声も耳にしますし、企業からすると、外の飲食店でのランチミーティングなどは情報漏えいのリスクもあります。またタレントなどが出入りするテレビ局などでは、パスがないと立ち入ることのできないエリアにカフェや食堂を置くことで、一定のセキュリティを確保する狙いも。

ちなみにNAVERまとめさんによれば、一般向けに開放されている「社食」はこちら。
http://matome.naver.jp/odai/2132996763287767801

その他の「社食」まとめ、はこちら。
http://matome.naver.jp/odai/2127226554257569601?page=2

どことなく一般向けに開放されていない「社食」のほうが、魅力的に映るのは「隣の芝生」なんでしょうか。楽天さんの社食などは、ぜひ一度伺ってみたいものです。ああ、お腹すいた。
http://woman.type.jp/s/cafeteria/8/index.html

ところで、自転車通勤を推進するはてなさんにおかれましては、ヘルメットの着用や走行マナーなど、安全面への啓蒙活動も、引き続きお願いしたいところです。最近、クルマに乗っていて、自転車の挙動にヒヤヒヤする場面が激増しておりますもので。


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