2013年1月10日木曜日

アイドルを「食」に例えると。

【All About News Dig】連動エントリー
年末に衝撃的なニュースと出会いました。「JKT48 2013年1月CDデビュー」というタイトルのニュースです。

何が衝撃かって、12月25日という年末に、1月のCDデビューが発表されるという猛スピードにも驚きましたが、にも関わらず、リリース日とタイトルが決まっていなかったのです。えっ。あれこれ、お間に合いになるんでしょうかとハラハラしておりましたが、1月になった現在も、目立ったプレスリリースなどもなく、「ちょっと待て。1月リリースなのに大丈夫か」と不安とか期待とか不安とかあれこれかきたてられるわけでございます。


なんとなく、この時点で戦略に乗せられているような気もしないでもありませんが、そんなことを考え出すと夜も眠れなくなりそうなので、少し違う角度から物事を考えてみることにしました。

<仮説>
アイドルは時々、「食」に似ているのではないか。

といっても、1日3食食べるような家のごはんではありません。一部の熱狂的なファンにとっては違うかもしれませんが、アイドルはある特定の「食」と似ているような気がします。いや、どんどんそんな気がしてきました。以下は僕の勝手な思い込みで、まったく悪意や敵意などはございませんので、ファンの皆様方におかれましては、どうぞよろしくご斟酌のほど、お願い申しあげます。

・ももクロは「はじめてのお料理」である
ももクロは、子どもが親である自分のために作ってくれた料理です。前回のエントリーで「一生懸命さがファンの「共感腺」に訴えかけるタイプのアイドルで、これまでも一昨年のメンバー脱退などが物語として語られながら、支持されるようになっていったユニット」と書きましたが、ももクロとは自分の子どもが作る親にとってのみ特別な料理。しかも「お父さんのために」「お母さんのために」と必死で勉強して、試作を繰り返して、相手を思いながら作った料理。その一生懸命やっている過程も見ている上に、作った料理のそこかしこに努力のあとと愛情がにじんでいる。「こんな感じでいいんじゃね?」といういい加減さは、微塵も感じられません。そんなふうにとてつもなく一生懸命作った料理は、必ず感動を伴って食べ手に伝わります。物語が味覚を凌駕する好例です。

・AKB48はファミレスである
一方、現在のAKB48はファミレスです。悪い意味ではありません。ある時期までのAKBは、恐らく上記ももクロのようなファンに支持されていたと思われますが、いまや誰もが人目を気にせず安心して入れるお店となったのではないでしょうか。どんな地域でも、口に合うようなメニューが複数ラインで用意されています。キャンペーン等で展開される特別メニューのなかには、エリア(ライブ)ごとに微妙に味わいを変えるケースもあります。また「テレビをつければAKB」というほど、いつでも店は開いています。しかもその膨大なコンテンツのなかには。何かしら口に合う一皿があります。メニューの入れ替えもありますが、それぞれのメニューが必ず一定以上のクオリティにあり、しかもいつライブに出かけても、安定したおいしさを提供してくれます。たまにフェアなどで、万人が「マジか!?」と驚くような、うまいメニューに当たることもあったりもします。

・JKT48は、(一般的には)よく知らない国からやってきた噂の留学生がつくりそうな家庭料理である
さて、料理に例えると、JKT48はどんな存在でしょうか。まだ我々一般人にはその人となりはわかりません。どんな人がいて、何をするのかもいまひとつわかりません。ただ最近になって、高城亜樹さん、仲川遥香さんという、学校のちょっとした有名人と仲良くしているようですが、ふたりのこともよく知らないクラスメートにとっては遠巻きにしながらも、最近になって「料理を作るらしい」という噂がクラスに広まり始めた。そんな彼女が作る、お里の料理がJKTというところでしょうか。想像ですが、現在描かれているロードマップは以下のような感じでしょうか。

留学生がやってきた
学校の有名人が仲良くしているらしい
どうやら料理を作るらしい←イマココ
本当に料理を作った!
おお! こりゃうまいぞ!
仲良くなって彼女の料理にありつこう!

つまりまだ、実際の料理云々というところまで届いていないのです。にも関わらず、「数日後、彼女が作る家庭料理でパーティやるよ」という告知だけがなされている、と。メニューも会費はおろか、パーティの日程すらもよくわかりません。お里の料理ということなので、素材自体は調べればわかるのかもしれませんが、情報が少なすぎて、まだ調べるモチベーションが上がりきらないというところでしょうか。もう少し情報があれば、「まさか、料理が作れなくて困ってる?」とか「病弱で、体調が思わしくない?」など、気にかける人も増えるかもしれません。

ただし、結局のところ食べ手がほしいのは「うまい」と感じられる一皿なわけでございます。恐らくJKTに関しては、僕には想像もできないような深謀遠慮を、担任の先生や学校側が巡らせていると思われますが、一方で人間は一瞬で仲良くなれるものでもないので、せめてもう少しご紹介をいただいて、先に仲良くなっちゃってからのほうが、料理も受け入れてもらいやすいと思うのは気のせいでしょうか。

よくわかりませんが、彼女たちが作る料理は留学生グループ内や移住者中心の地域コミュニティに向けたものなのかもしれません。んでもって、たまに日本人向けの実食イベントをやって、そのこと自体が地域コミュニティで話題になればよし、ということでしょうかね。

と、あれこれ不勉強なまま、乱暴なことを書いてみましたが、それにしても、JKT48のシングルはいつどんなタイトルで発売されるのでしょうか。考え始めるとやっぱり夜も眠れませんもので、一日も早くわかりやすく話題になる形での発信をぜひお願いしたいところです。

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