2014年12月5日金曜日

コンテンツの「質」で勝負するサイトは負ける。 ……ことの何が問題なのか。

例によって妙なことを仰っている、地方で悠々自適生活を送られている方に対して、こちらは引き続き東京で消耗しているわけでして、それ自体は自分の選択ですし、むしろ積極的に消耗しながら再生力をつけていこうというマインドなわけでございます。ともあれ、バイラルメディアとか、炎上ブログに1ミリたりとも協力したくないので、リンクも一切張りません。拝見したバイラルメディアの動画はYouTubeをたどって直リンをはりつける毎日です。そんなつもりはありませんが、これもちまちまと消耗しているうちに入るのでしょうか。

さて表題の件ですが、どうも手段の目的化が起きているのはいつもの通りというか、四国さんの通例でございまして、結局何をどうしたいのかというその先のビジョンがまったく見えません。なんでしょうね。この「ただ生きてさえいればいい」感は。いやそれはそれでいいと思うのです。「生きていればいい」という生き方も確かにあるでしょうから。

でもね。ならば、人の邪魔はしないほうがいいと思うのです。役に立てとは言いません。でも、炎上するようなことを書いて、人の気持ちを引っかいて、他人の生産性や作業効率を下げ、何をも生み出すことなく、ただPVを稼いで「ただ生きていくため」だけの実入りを得て、さらにそれが成功の方程式かのようなデタラメを撒き散らかす。日本中が四国さんのような生活をしはじめたら、国が滅びますよ。全国民が虚業とか、いったいどんなゆとりの国のアリスですか。

表題の件はまさにそうで、「コンテンツの「質」で勝負するサイトは負ける。」とありますが、もはや個人サイトでイチからコンテンツを作り上げて、PVを得たりするのはたいへん困難です。ゼロからスタートして「勝つ」ことが正しい目標設定かのかのように吹聴し、「負ける」と人の気持ちをひっかくのは、悪しきハーメルンにほかなりません。

むしろ「負けようともコンテンツの質をあげようと考える」人や、もっと言えば「勝ち目が薄いのはわかった上で、どうコンテンツを動かせば、何が変わるのか」考え続けることができる人が、人生においては勝つわけです。そもそも人生の勝敗=サイトの勝敗かのようなテンションで書いてるのがおかしな話で、別に「サイトが負け」たところで、人生が負けるわけじゃありません。だってふつうの人は仕事をしてるんだから。多くのアフィリエイターだって、世に知られていない商品を紹介するなど世の中の役にはたってます。

もう本当、言うまでもありませんが、人生に必要なのはサイトが負けないことではなく、その人自身が四国さんも含めたいろんなまやかしに負けず、引っかかれず、引っかからないことです。

そしてはたと我に帰ったところ、そもそも引用元のサイトも「3年後に生き残るアフィリエイトサイトを考えてみた」(http://www.t-antenna.com/entry/2014/11/10/083104 )というごくごく狭い世界の話をしているわけで、前提がまるで違います。すべてのネットユーザーがアフィリエイトで食おうとしているかのような、話のすり替え手法が姑息すぎて頭痛が激痛で痛いです。

しかも言うにことかいて、「ファンづくりが大事」「目指すは芸能人ブログ」ですって? コンテクストの構造と階層がまるで違うでしょうに。あ、炎上芸人として芸能界で華々しくやっていかれるおつもりならそれはそれでいいと思います。

しかし、こんなエントリを自分の誕生日に書いている時点で、ある種の負けではあります。恥ずかしいのでひっそりと沈めておこうとエントリは下書きに寝かせておりました。すると2週間ほど経った本日、自分の周囲で「並外れたバカは、人の時間を無限に搾取する」お前本当にいい加減にしろよ的出来事が起きました。善意のない姑息なバカはいずれ社会から撲滅されたり、勝手に自滅したりするので、それ自体は遠巻きに見守りたいのですが、そんな修羅道に大切な人たちを巻き込ませないよう、そして自分自身も巻き込まれないよう、本日も心と体を整えてまいりたいと思います。

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