2013年4月30日火曜日

馬に蹴られる覚えはありません。

【All About News Dig】連動エントリー

フランスの上院議会で「同性婚賛成法案」が可決されました(http://www.cnn.co.jp/world/35030801.html )。これを受けて、「この機会に、日本でも同性婚法案を!」という主張をネット上などで見かけるように。うーん……。同性愛自体には何のネガティブな感情も抱いていませんが、降って湧いたようなこの主張に、正直「えっ!? どうして?」という不思議な心持ちになってしまいました。

現在の僕は女性が好きですし、たぶん今後もそうだと思います。かといって、特に同性愛の方々を嫌悪する気持ちもありません。どんな方であれ、素敵な方とは友人・知人としてお付き合いさせていただいています。そこに男女の別け隔てはありません。いっぽう誰かを愛するというのは、お相手が同性だろうと異性だろうと大変に美しく素晴らしいことです。だいたい人の恋路を邪魔するような無粋なヤツは、馬に蹴られてなんとやら、です。

しかし現段階で「同性婚法制化を進めよう」という話が日本で盛り上がるのには、違和感があります。例えばフランスは、パクス法(Pacte civile de solidarité)という事実婚に対する税制優遇や社会保障給付を一定の条件下で認める法律を、1999年に制定しています。それ以前も宗教などが複雑に絡み合いながら、さまざまな議論と改革が行われてきました。今回の「同性婚」の法制化をめぐっても、一筋縄ではいかなかなかった模様です。

同性結婚法案をめぐり フランスが真っ二つ。

1 29 日から国民議会で討議が始まった「同性結婚・養子」法案に向けて113日、反対派35万人(警察調べ)〜80万人(主催者発表)がパリでデモをくり広げた。27日、同法案支持派が反撃デモ(同12万人/40万人)。前者は、1984年カトリック系私立校改革法案に対し約100万人が反対デモをし、ミッテラン政権に法案を撤回させた大規模な反対運動に匹敵するといわれている。(中略)フランスは、1981年に同性愛を精神病のリストから外した。1982 年に同性同士の「慎みなき行為(性行為)」を罰する刑法を廃止。1999年に同性同士にも適用されるパクス法が成立した。

一方、日本の歴史では、1872年から1882年までの間のみ「鶏姦律条例」という“男色禁止法“が施行されていたものの…………続きははこちら

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