ちょっと前に、「◯カツを使うとバカになる」という、言い過ぎなエントリーをさせていただきました。ざっくり申し上げると、「手段の目的化」と「思考停止」にまつわる話です。そんなおり、News Digでまたもこんなお題がやって参りました。
心に効く! 働き女子を救う「涙活」って?
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20130213/145821/
記事の骨子をざっくり要約すると「涙を流すとストレスが解消される。その効果が注目されている。最近では積極的に涙を流そうという『涙活』も行われている」ということのよう(記事構成の順番は逆)。
「ストレス解消に効果があるのは、悲しいときや感動したときに流す“情動の涙”。これは人間だけが流すことのできる涙であり、神様が与えてくれた宝物のようなものです」
「周りを動かそうとしたり、相手にストレスを与えるような涙はNG。あくまでも自分のために流す涙であるべきです」
・目的→「ストレス解消」のため、「副交感神経」のスイッチを入れること
・そのための手法→「感情を動かす」こと
タイトルは「涙」重視。しかし内容を見ると、中盤から後半は「泣けばいいというわけではない」という識者コメントも。しかもその医学部教授は「チャクラ」という言葉を使っている。あれこれ、どう捉えたらいいんだろう、と悩んでしまったわけです。
そんな風に考えると、せっかく副交感神経を刺激するならば、アニマル浜口さんの「笑いビクス」のほうが、自分も周囲も元気になったりするんじゃないかとか考えてしまうわけです。もちろん「涙」という型から入るのもいいと思います。でもあくまでも目的は心をやわらかくすること、そして心が動くポイントを自ら探ることのはず。「型から入るも型に終わらず」というスタンスでのぞめば、「涙活」もうまくいくかもしれません。
「いざ泣こうとすると、泣けないことってあるだろ?」
「(涙は)実に素晴らしいよ。だから涙はもっと大事にしたいもんだね」
スナフキン! あなたはやっぱりカッコイイ!
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