テレビ東京「モーニングサテライト」10月2日(火)放送分での
「イギリスで食を改善する動きが広がっている」という特集。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/feature/post_27904
イギリス人への街頭インタビューで「つまらない料理」「質が低い」というナイスコメントを引き出して、「イギリス人ですら自虐的な印象を語る」という見事な前フリから、「五輪にのぞむにあたり、自国の食文化を改善しようという、食料改善団体サステイン」へとつなげるあたりは大変に(民放として)素晴らしい。
さすが、何があろうとも自局の編成を守り続ける、民放の良心、テレビ東京のさらに良心的番組「サテライト」系(今回は「モーニングサテライト」)。
ただし、「イメージ改善を目指すイギリスの食」というアナウンスは随所に盛り込まれていたものの、前半はサステインの活動はちょこっとで成果のレポートはなし。中盤は「キャピタル・グロース計画」という都市農園計画の話。後半はワイン産業、とりわけファンド業からワイン生産者へ転身した人のルポ。
うーむ。全体としてイギリスの食が大きな転換点を迎えているようには見えず。メイン業務が週刊誌のライターだった頃、ちょっと強引に企画に合わせた形で複数の事例を組み合わせる手法はよく使わせていただきましたが、もう少し全体の流れは美しかったような気が。このあたり、企画が単に強引だったのか、それとも編集の問題で本当に全体としての「イメージ改善を目指すイギリスの食」ムーブメントが起きているのか。どっちなんだろう。詳しい方にぜひ教えを請いたい。
ちなみにWiki先生によれば、イギリスの自給率は70%と高く、機会化された集約農業が主流とのことなので、農産物の質全体を上げるには、相当なイノベーションが必要になると思われるのだけれど、「食」の進化という意味では飲食店が進化すれば済む話でもあり、はてさて。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88#.E8.BE.B2.E6.A5.AD.E3.81.A8.E6.BC.81.E6.A5.AD
実際、最近イギリスに行った人や、イギリス食に詳しい人に話を聞くと、最近のイギリスの食は、マジで改善されているっぽい雰囲気もあるので、何かの機会に最近のイギリスごはんを、ぜひ本場でいただきたいものでございます。
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